川崎、鬼木体制初の“枠内シュート0本” 2020年にJ1最多得点記録を樹立した攻撃力は影を潜め……

鬼木体制7年目は苦しいスタートとなった川崎 photo/Getty Images

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直近の公式戦6試合中5試合が無得点

川崎フロンターレは9日、明治安田生命J1リーグ第7節でガンバ大阪と対戦した。

立ち上がりこそボールを支配したものの、敵地での戦いということもあり、苦戦を強いられた川崎。29分に左CKからMFダワンに決められ、先制点を許すと、50分にはMFファン・アラーノに華麗なミドルシュートを叩き込まれ、2点のリードを奪われる。

その後、川崎は反撃を試みるも、この日2枚目のイエローカードを受けたDF車屋紳太郎が退場したり、途中出場したDF田邉秀斗が負傷退場を強いられたり、最終的には9名での戦いを強いられ、ゴールネットを揺らすことができないまま試合終了のホイッスル。G大阪を相手に0-2の敗戦を喫し、今季3勝目はお預けとなった。
さらに、川崎はこの一戦で屈辱のデータが明らかとなった。クロスバー直撃のシュートなどはあったものの、データサイト『opta』によると、川崎はG大阪戦での枠内シュート数が「0本」だったとのこと。鬼木達監督がチームの指揮官に就任した2017年以降では、J1の試合で同クラブが枠内シュート0本のまま試合を終えたのは初めてだという。

また、川崎が直近の公式戦6試合でゴールを決めることができたのは、4月1日に行われたJ1第6節の北海道コンサドーレ札幌戦のみ。6試合中5試合が無得点となっており、攻撃陣が鳴りを潜めているのだ。

鬼木体制としては、2020年にはシーズンを通して88得点を記録し、J1の年間最多得点記録を樹立したが、近年は主力選手たちが相次いで退団。自分たちが育てた選手が海外へ羽ばたくことは非常に喜ばしいことだろうが、やはり戦力ダウンは否めないか。それに追い打ちをかけるように、今季はスタートから負傷者も続出しており、なかなか勢いに乗れない状況が続いている。

次節は今季好調な2位名古屋との一戦となっており、川崎はそこからルヴァンカップを含めてホームでの3連戦となる。まだまだシーズンは始まったばかりで、この等々力での連戦で少しでも浮上のキッカケをつかみたいところだが、はたして。

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