名将ヴェンゲルのおかげで「無敵」になれた!? セスクがアーセナル時代を回想

アーセナルで過ごした若き日のセスク・ファブレガス photo/Getty Images

多くの可能性と勇気を与えてくれた

これまでアーセナルやバルセロナ、チェルシーなどで活躍してきた元スペイン代表MFセスク・ファブレガス。20年近いキャリアを通して、さまざまな名将たちのもとでプレイしてきたが、やはり彼にとって「アーセン・ヴェンゲル」は、今も心の中で大きな存在となっているようだ。

現在35歳のセスクは、バルセロナの下部組織でプレイしていたところ、ヴェンゲルが彼の才能に惚れ込み、2003年にアーセナルへ移籍。同年10月に16歳ながらトップチームデビューを飾ると、翌2004-05シーズンにはレギュラーに定着した。2008年からはキャプテンも務めており、2011年夏にアーセナルを退団するまで、公式戦303試合に出場して57ゴール95アシストを記録している。

その後、バルセロナ、チェルシー、モナコを経て、今季からはセリエBのコモでプレイしているセスクだが、伊『sky sport』のインタビューでアーセナル時代を回想。次のように振り返っている。

「アーセナルへ移籍したとき、トップチームでプレイしたかったんだけど、まずはユースチームやリザーブチームでプレイしなければならないことは理解していた。ただ、移籍から2ヶ月目には、すでにトップチームにいたんだ」

「私はアーセナルでフットボールをプレイし、夢に生きていた。常に明確な考えも持っていたよ。ヴェンゲルと一緒に仕事ができたことは本当に嬉しかったし、非常にラッキーなことでもあった。彼は私に非常に多くの可能性と、何よりも勇気を与えてくれたからね。そのおかげで、異次元の競争力を得ることができたんだ。これにより、私の意識はますます高くなっていったし、無敵だと感じるまでに至った」

セスクは今季、セリエBでここまで15試合の出場にとどまっている。残りのキャリアは決して長くはないかもしれないが、最後まで“セスクらしさ”を発揮し、ひとりでも多くのファンを魅了してもらいたいものだ。

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