ラスト15分に待っていた悪夢の展開 マンUがOGを2つ献上&守備の要L・マルティネスが重症の気配

セビージャの選手に助けられピッチを後にしたL・マルティネス photo/Getty Images

まさかの展開となった

14日、マンチェスター・ユナイテッドはヨーロッパリーグ準々決勝のセビージャ戦1stレグに臨んだ。序盤から優位に試合を進めていたが、最後の15分ほどで最悪の展開となってしまった。

トップ下のポジションで先発出場したMFマルセル・ザビッツァーが14分、21分と立て続けにゴールを奪い、2点のリードを得て試合を折り返したマンU。エリック・テン・ハーグ監督は後半頭からDFラファエル・ヴァランをDFハリー・マグワイアに代え、63分にはMFブルーノ・フェルナンデスをベンチに下げるなど主力を休ませるような采配を見せたが、試合はまだ終わっていなかった。

マンUが1点を返されたのは84分。途中出場のDFヘスス・ナバスのクロスがDFタイレル・マラシアに当たると、コースが変わってGKダビド・デ・ヘアの方へ。ここまで好セーブを見せていたデ・ヘアもこれには反応することができず、左足に当たったボールはそのままゴールへと吸い込まれた。

ここで踏み留まることができればまだ良かったが、失点の直後にアクシデントが発生する。守備の要であるDFリサンドロ・マルティネスが突然座り込んでしまったのだ。接触などはなかったが右足を痛めたようで、自力でピッチの外に出ることもできず。手を貸したセビージャの選手2人に担ぎ出される事態となり、交代枠を使い切っていたマンUは後半アディショナルタイムも含めて残り10分ほどを10人で戦うことになってしまった。

その後はMFカゼミロを最終ラインに下げて対応していたマンUだったが、92分にはついに同点に追いつかれてしまう。これまた途中出場のFWユセフ・エン・ネシリがクロスに頭で合せると、このボールがマグワイアに当たってコースが変わり、この試合2つ目のオウンゴールを記録。さらなる失点は免れたが、2-2のドローで試合を終えた。

せっかく奪った2点のリードを活かしきれなかったことは悔やまれるところだが、それ以上にダメージが大きいのはなんと言ってもL・マルティネスの負傷だろう。本人のリアクションや表情からして長期離脱もありえそうな雰囲気だったが、果たしてどの程度の負傷度合いなのか。重症でないことを祈るのみだ。

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