「100%回復させること」が最重要課題 バルサはデンベレ、ペドリ抜きでラ・リーガ制覇を目指すべき

デンベレは特に離脱期間が長くなっている photo/Getty Images

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キーマンを複数欠くシーズン後半戦となった

財政難にありながら夏の移籍市場で大型補強を敢行した今季のバルセロナ。残念ながらチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で敗退してしまい、ここから狙えるタイトルはラ・リーガのみとなってしまった。

この状況を生んだ要因として大きかったのはFWウスマン・デンベレとMFペドリの負傷離脱だ。今季公式戦28試合に出場して8ゴール7アシストを記録していたデンベレは1月末のジローナ戦で負傷。中盤の軸であるペドリは2月中旬に行われたEL決勝トーナメントプレイオフ1stレグのマンチェスター・ユナイテッド戦で負傷交代してしまった。

それ以降、この2人を欠いて戦うことになったバルサはEL決勝トーナメント進出を逃し、コパ・デル・レイでも準決勝でレアル・マドリードに敗北。レアル戦2ndレグ後に行われた11日のラ・リーガ第28節ジローナ戦でもその悪い流れを引きずってしまい、彼らはこの試合をスコアレスドローで終えている。
このままリーガでも低迷するという事態だけは避けたいところだが、スペイン『SPORT』はデンベレやペドリの復帰を急ぐべきではないと指摘している。

ジローナに引き分けたとは言え、まだ2位レアルとの勝ち点差が大きく開いていることを理由に挙げており、デンベレやペドリに無理をさせる必要がない状況だと言及。来季こそはチャンピオンズリーグで成功を収めるためにも、彼らを100%回復させることが大事だと述べている。

リーグ戦をあと10試合残しているバルサは、現在2位レアルとの勝ち点差を10(消化試合数はレアルが1試合多い)としている。デンベレやペドリだけでなく、MFフレンキー・デ・ヨングやDFアンドレアス・クリステンセンも欠く難しい状況ではあるが、彼ら抜きでも逃げ切れるだけの戦力は有しているだけに、この辺りでもう一度ギアを入れ直してほしいところだ。

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