名古屋の素早く効率的に相手を仕留める攻撃力 ボール支配率が低い方が強い?

今季、名古屋の攻撃を牽引するユンカー。ここまで4ゴールを決めている photo/Getty Images

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川崎戦のボール支配率はわずか30%

名古屋グランパスは15日、明治安田生命J1リーグ第8節で川崎フロンターレと対戦し、2-1で勝利を収めた。

敵地での戦いながら、9分に仕掛けた素早いカウンターからキャスパー・ユンカーがゴールを決め、早々と先制。さらに前半終了間際には、マテウス・カストロが豪快に直接FKを決め、2点リードしてハーフタイムを迎える。後半に入ると、56分に1点を返されるが、その後はしっかりと守り切った名古屋。リーグ戦では直近5試合で負けがなく、2位をきっちりキープしている。

この試合で、名古屋のボール支配率はわずか30%だった。ただ、この数字ほど川崎に圧倒された感じはなく、ゴールシーン以外にも多くのチャンスを作っていた。名古屋の方が決定機を多く迎えていた印象だ。やはり名古屋のカウンターは圧巻で、少ない手数で、素早く効率的に相手を仕留められているのがよくわかる。
実際にデータサイト『opta』によると、開幕戦からここまでの8試合で、名古屋がボール支配率に関して、50%を上回った試合は第3節のサガン鳥栖戦のみ。今季、唯一黒星を喫した試合だ。名古屋はむしろボールを持ち過ぎていない時の方が、狙い通りの強さを発揮できているのかもしれない。

次節は湘南ベルマーレをホームへ迎え入れる名古屋。ともにカウンターを武器の一つとするため、激しい攻防が予想されるが、連勝を飾ることができるのか。

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