浦和のアジア制覇へこの男の復調も必要だ 3点目のOGを誘発した“ナンバー10”は結果を残したい

モーベルグの活躍に期待だ photo/Getty Images

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3点目を創出したモーベルグ

浦和レッズはJ1第8節で北海道コンサドーレ札幌と対戦して4-1と勝利した。2-1で90分を経過すると、提示されたアディショナルタイムは10分。同点弾を狙いに攻勢を仕掛ける札幌に対し、勝利を決定づける3点目を誘発したのが、途中出場のダヴィド・モーベルグである。

札幌に1点を返されて2-1で迎えた90分、関根貴大に代わってモーベルグが途中投入され、右サイドハーフに入った。90+5分には右サイドでボールを受けると、自ら突破して中央で待っていた大久保智明にクロスを入れる。ボールは田中駿汰がクリアしようと処理して、そのままゴールへと吸い込まれた。

浦和の勝点3を確信させる大きな1点となった。今季は開幕から先発で出続けたモーベルグだが、コンディション不良により、本来のパフォーマンスを発揮できず。関根にスタメンの座を奪われる形となったが、今節で大きなアピールとなったことだろう。

さらには“3枠”へ入るためのアピールにもなる。29日にはAFCチャンピオンズリーグ決勝も控えており、現行の外国籍枠は3人とアジア国籍枠の1人。すでにCBで欠かせない存在となっているアレクサンダー・ショルツとマリウス・ホイブラーテンは当確のため、残り1枠を4人で争うこととなる。ACLでは7試合5ゴールを結果を残すモーベルグが本来の力を発揮することができれば、アジアの頂点にも大きく近付くはず。ナンバー10のアピールができるのは、残り2試合。ここで今季初得点を決めて、ACL決勝へとつなげていきたい。

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