古巣戦への想いを見せた興梠慎三 今季も最前線で結果を残す浦和レッズのエースストライカー

PKを決めた興梠 photo/Getty Images

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今季札幌から復帰

浦和レッズはJ1第8節で北海道コンサドーレ札幌と対戦した。古巣戦となった興梠慎三がPKを決めるなど、後半に4ゴールを奪った浦和が、今季の埼玉スタジアム初戦を勝利で飾った。

強い想いでこの試合に望んでいた興梠は、前線から起点となりながら相手の最終ラインの裏を狙った。34分にはカウンターのチャンスで興梠が抜け出すと、中村桐耶に倒されてファウルの判定に。中村はレッドカードで一発退場となった。

さらに83分には、左からのクロスボールを受けてシュートを放つ。ボールは札幌の選手の手に当たったとしてPKの判定に。普段であればアレクサンダー・ショルツが蹴っているPKだが、興梠はショルツからボールを譲ってもらい、自らキッカーに。ここに彼の強い想いが出ていた。PKを確実に決めた興梠が古巣相手に今季2点目となるゴールを記録し、チームの勝利に貢献した。

昨季はミハイロ・ペトロヴィッチ監督の誘いを受けて、札幌へ1年間の期限付き移籍を果たした。今季復帰した36歳は第3節から最前線で先発に名を連ねている。その間、チームは無敗を維持。前線でストライカーとしての仕事を全うする男が浦和をけん引している。

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