マンCに次ぐ“85.6%”のパス成功率、シュート数はリーグ4位の455本 三笘らブライトンの攻撃が面白すぎる

見る者を魅了するブライトンのサッカー photo/Getty Images

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中堅クラブとして理想的なチーム運営

日本代表FW三笘薫が所属していることもあり、ブライトンの戦いを定期的にチェックするようになった日本のサッカーファンも多いだろう。

左サイドを切り裂く三笘のプレイも見応えたっぷりなのだが、何よりブライトンの展開するフットボールが面白い。シーズン途中より指揮官に就任したロベルト・デ・ゼルビの哲学がチームに浸透しており、そのスタイルに魅了されているファンは多い。

データサイト『WhoScored』が数字でブライトンの魅力を伝えているが、中堅クラブながら攻撃面のスタッツはかなり印象的だ。
まずリーグ戦54ゴールは現在プレミア5番目の多さで、シュート455本はリーグ第4位、チャンスメイク数355回はリーグ第4位、平均ポゼッション率60%はリーグ第3位、パス成功率85.6%はリーグ第2位だ。

ブライトンは自陣へ相手を引き込み、そこから巧みにボールを繋いで展開するパターンも多い。決まれば有効な手法ではあるが、自陣深くから繋ぐプレイはリスクもある。しかしブライトンは選手たちの動きに迷いがなく、サポートの距離も抜群だ。

パス成功率1位はマンチェスター・シティで89.1%となっているが、そのマンCに次ぐパス成功率をブライトンが記録しているとは驚かされる。

また、ブライトンはスカウティングと育成が上手い。260万ポンドで獲得した三笘はその代表例だが、他にもMFアレクシス・マック・アリスター(700万ポンド)、モイセス・カイセド(440万ポンド)、パスカル・グロス(260万ポンド)、そこにアカデミーより上がってきたFWエヴァン・ファーガソン、DFルイス・ダンク、MFソロモン・マーチらが加わる。いずれもコストのかかっていない選手だが、チームスタイルの中で見事に良さを活かせている。これもデ・ゼルビの築くベースがあればこそだ。

上位争いに絡んでいることはもちろんだが、今のブライトンは単純に見ていて面白い。デ・ゼルビの評価も上昇を続けており、中堅クラブが目指すべき理想のチームと言えそうだ。

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