セリエCから変わるユーヴェの育成 ソウレ、I・ジュニオールらカップ戦準優勝の結果から見る進化

ヴィチェンツァとの決勝に臨んだユヴェントスNEXT Genの顔ぶれ photo/Getty Images

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セリエCで経験を積んだ若手がトップチームへ

今季はシーズン途中に不正会計などへのペナルティで勝ち点15剥奪の処分を受けるなど苦しいシーズンを過ごしているユヴェントス。国内リーグでも勝ち切れないゲームが目立ち、苦いシーズンだ。

だが、ポジティブな材料もある。それが若手の成長だ。今季はMFファビオ・ミレッティ(19)、マティアス・ソウレ(19)、ニコロ・ファッジョーリ(22)らを中心に若い選手が出番を得ており、この3人はクラブの下部組織から上がってきた選手だ。

さらにはリザーブチームのユヴェントスNext Genが奮闘している。ユヴェントスNext GenはセリエCに参加しており、今季はセリエCカテゴリーの『コッパ・イタリア・レガ・プロ』決勝に進出。ホーム&アウェイで行われた決勝はヴィチェンツァに敗れてしまったが、こうした経験は選手たちにとって良い刺激となっているはず。
11日に行われたヴィチェンツァとの2ndレグには、トップチームでも出番をもらい始めているU-20イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニオール(19)、前述したソウレ、スイスのシオンからやってきたMFエンソ・バレネチェア(21)らも出場。イリング・ジュニオール、バレネチェアもトップチームデビューを果たしている選手で、来季はさらなる進化に期待が持てる。

伊『Gazzetta dello Sport』はセリエCでの戦いでフィジカル面の準備が出来るのが大きいと伝え、セリエC参戦が良い効果を生んでいるとの見方だ。ミレッティやファッジョーリはイタリア人選手でもあり、各クラブの育成がイタリア代表強化に繋がる。

数年後のユヴェントスがどうなっているか非常に楽しみで、若手育成路線は継続していくべきだろう。

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