《13試合で11ゴール》と手がつけられない エメリがワトキンスを一流ストライカーへ変えた

アストン・ヴィラで活躍するワトキンス photo/Getty Images

イングランド代表でのプレイも楽しみ

指揮官交代で選手はここまで変わるものなのだろうか。年明けからプレミアリーグで驚異のゴールラッシュを見せているのは、アストン・ヴィラFWオリー・ワトキンス(27)だ。

アストン・ヴィラはスティーブン・ジェラード体制でスタートしたが、成績不振からシーズン途中にウナイ・エメリへとバトンタッチ。ここからワトキンスの覚醒が始まった。

年明けまではリーグで3点しか決めていなかったのだが、1月21日のサウサンプトン戦からゴールラッシュがスタート。サウサンプトン戦より、13試合中10試合でゴールを奪っているのだ。この13試合の成績は11ゴール2アシストと手がつけられない。

ワトキンスに引っ張られる形でチームも調子を上げており、気付けば6位まで順位が上がってきた。5位トッテナムとの勝ち点差も2ポイントに縮まり、欧州カップ戦への期待は膨らむばかりだ。

英『Daily Mail』は、ワトキンスを変貌させたエメリの手腕を絶賛する。就任後はアシスタントコーチを含めたビデオ解析を徹底してきたようで、クロスへの動き出しや相手DFを背負ってのプレイなど、エメリは細かく注文をつけているという。

また今月8日のノッティンガム・フォレスト戦でゴールを決めた際にはユニフォームを脱いでいたが、その肉体についても同メディアは「4月8日のノッティンガム・フォレスト戦で決勝ゴールを決めた際、ワトキンスがシャツを脱いだ姿を見た人なら誰もが彼の肉体改造に気付くだろう」と称賛。ワトキンス個人の努力はもちろん、コンディション管理も上手くいっているのだろう。

ワトキンスはイングランド代表でも7試合のプレイ経験があり、今の調子を維持できるならばハリー・ケインに次ぐ2番手に最もふさわしい。来年にはEURO2024も控えているため、エメリの下でワトキンスが更なる進化を遂げれば面白い。

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