A・アーノルドの“偽SB”で中盤を活性化 ファビーニョも自身の持ち味を発揮する

ファビーニョも活躍した photo/Getty Images

連勝中のリヴァプール

プレミアリーグ第30節のアーセナル戦で2点のビハインドを追いついたリヴァプール。そこで見せた大きな変化が、右サイドバックのトレント・アレクサンダー・アーノルドの“偽サイドバック化”だった。

その後の第31節リーズ戦、第32節ノッティンガム・フォレスト戦でも同様の動きを見せてチームは連勝。就任8年目を迎えるユルゲン・クロップ監督は、ここにきて世界最高峰サイドバックの新境地を開拓した。

さらにアレクサンダー・アーノルドの中盤化によって、自身の持ち味を発揮した男がファビーニョである。中盤戦では若いステファン・バイチェティッチに先発の座を奪われるなど、不調の時期もあったアンカーはここにきて持ち前の守備力を遺憾なく発揮しているのだ。

中盤での配球をアレクサンダー・アーノルドが行う中で、ファビーニョはボール奪取やスペースのカバーリングに奔走。ノッティンガム・フォレスト戦でも4度のデュエル数ですべて勝利するなど、強度の高さを披露。またパスでも成功率91%を記録しており、チームの中盤をけん引。ボール保持時は2ボランチの形でボールの循環が良くなるなど、リヴァプールは新たな形で手応えを見せている(データは『SofaScore』より)。

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