三笘の凄さはドリブルよりサッカーIQにあり? 「これほど賢いフットボーラーは、そう頻繁に出てくるわけでは……」

ブライトンで活躍する三笘 photo/Getty Images

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ドリブルを封じられても別の突破口を見つけられる

惜しくもFA杯は決勝進出とならなかったが、日本代表FW三笘薫はブライトンでは充実のシーズンを過ごしている。

最も目を引くのは左サイドから仕掛けるドリブルだが、三笘の凄さはスピードに乗ったドリブルだけではない。

英『Football365』が称賛したのは、三笘のサッカーIQの部分だ。同メディアは三笘のことをクレバーな選手と評価しているようで、そこが他のアタッカーとの違いになっている。
「これほど賢いフットボーラーは、そう頻繁に出てくるわけではない。ブライトンが欧州カップ戦出場権を獲得できれば、彼を残せるかもしれない」

左サイドから縦、中へ仕掛ける強烈なドリブルを武器としつつ、今季中盤からは中へ入ってのプレイも選択肢として増やしている。縦突破だけでは対策されるのが世界の厳しさで、その点は三笘も意識しているのだろう。

23日に行われたFA杯・準決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦では相手の右サイドバックを務めたアーロン・ワン・ビサカに苦しんだが、ピッチ中央から味方とのワンツーでチャンスを演出するなど三笘らしいプレイもあった。アーロン・ワン・ビサカを1対1でぶっちぎるのは難しいかもしれないが、別の選択肢があるならばそれにこだわりすぎる必要もないだろう。

プレミア2年目となる来季は対戦相手がさらに研究してくるはずで、それを三笘がどうクリアするのか注目される。2年目に数字を伸ばすことができれば、誰もが認めるプレミアを代表するアタッカーの1人となるだろう。

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