J1通算200試合出場を自ら祝う同点ゴール ベルギーなども経験し、今季で在籍5年目となった鳥栖をけん引する存在に

小野のゴールで勝利に導く(写真は昨季) photo/Getty Images

小野のゴールで同点に追いつく

J1第9節でサガン鳥栖は京都サンガF.C.に3-2と勝利した。21分には豊川雄太に先制されるも、1分後には同点に追いつく。その勢いのまま、勝ち越し点を奪うなど3ゴールで白星を挙げた。

同点弾を決めた男が小野裕二だ。1点リードされて迎えた22分、キックオフからそのままボールを繋いでチャンスを作ると、右サイドから原田亘のクロスにヘディングで合わせてゴールを決め切った。さらに鳥栖は32分にオウンゴールで逆転すると、41分にも小野のパスから本田風智がゴールネットを揺らし、3-1とする。

この試合でJ1通算200試合出場を達成した小野が、自らを祝うゴールでチームを逆転勝利に導いた。序盤から劣勢を強いられていた鳥栖は、その流れで先制点を奪われる厳しい展開に。しかし直後に小野が決めた同点弾がチームの息を吹き返すエネルギーとなった。

横浜F・マリノスで若くして10番を背負った小野は、スタンダール・リエージュやシント・トロイデンなどベルギーでもプレイした。鳥栖に移籍して日本へ復帰すると、ガンバ大阪を経て昨季鳥栖に戻ってきた。通算で5年目を迎え、キャリアでも在籍年数がもっとも長いチームで、メモリアルゲームに自ら華を添えるゴールと勝利を手にした。

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