PSVでいきなり得点王候補に 20歳になったばかりのX・シモンズの今後はどうなる「もう一年留まるのがいい」

PSVで躍動するシモンズ photo/Getty Images

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何よりも出場機会の確保が重要だ

若手の成長には出場機会の確保が欠かせない。今季オランダのPSVで大活躍のFWシャビ・シモンズ(20)がそれを物語っている。

10代の頃より天才肌のアタッカーと注目されてきたシモンズは、バルセロナのアカデミーを経て2019年にパリ・サンジェルマンへと移籍。

金の卵と注目されるにふさわしい派手なキャリアではあるが、今のPSGは超がつくスター集団だ。2021年にはトップチームデビューを果たしたものの、ポジションを確保できるほど甘い環境ではない。シモンズはなかなか出番を掴めなかった。
転機となったのは、昨夏に決断したPSV行きだ。母国オランダでの挑戦を決断したシモンズは早々に出番を確保。ここまでエールディヴィジで15ゴールを挙げており、得点ランク1位タイと絶好調だ。

高いテクニックは評判通りで、得点力も想像以上だ。センターフォワードをこなす力強さもあり、PSVで躍動するシモンズの姿に驚いた人も多いだろう。

昨年12月にはオランダ代表デビューも果たしており、PSV移籍から半年ほどでキャリアは激変した。

早くもシモンズには次なるステップアップの噂が浮上しているが、現在オランダ代表を指揮するロナルド・クーマンは「シャビは慎重に検討する若者だと思う。最も重要なのは、彼がプレイしているということだ。もう一年PSVに留まるのがいいと思う」(『Studio Voetbal』より)。と冷静な判断を呼びかけている。

来年にはEURO2024が控えており、今の状態ならば代表に入れるだろう。EURO終了後のステップアップでも遅くはない。

今月21日に20歳を迎えたばかりの至宝はどんなキャリアを歩むのか。昨夏のPSV移籍の決断は大成功で、まずは出場機会の確保が最優先だ。

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