鉄壁の最終ライン、前線にはハーランド&デ・ブライネ夢のコンビ 今のマンCは“ペップ史上最強チーム”となるか

3冠獲得の可能性を残すマンC photo/Getty Images

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バルセロナ黄金チームとも競えるか

26日にはプレミア首位攻防戦でアーセナルを4-1のスコアで粉砕するなど、マンチェスター・シティが強すぎる。

チームを指揮するジョゼップ・グアルディオラはバルセロナ、バイエルンでも仕事をしてきた名将であり、常に強力なチームを作り上げてきた。

しかし、安定感では今のマンCがNo.1と言っても大袈裟ではないかもしれない。グアルディオラの場合はどうしてもチャンピオンズリーグを2度制したバルセロナ黄金期の経歴が目立つが、今のマンCは当時のバルセロナとも競えるのではないか。
安定感を生み出しているのは、守備力の高い最終ラインだ。グアルディオラのチームではDFにも攻撃のセンスが求められるが、今のマンC守備陣はディフェンス力の方が目立つ。

アーセナル戦では右サイドをカイル・ウォーカー、左をマヌエル・アカンジが完璧にブロック。アーセナルのガブリエウ・マルティネッリ、ブカヨ・サカを封じ込んでみせた。

センターではルベン・ジアス、評価を上げるジョン・ストーンズ、さらに左利きの万能DFとしてネイサン・アケも控えている。この最終ラインを崩すのは簡単ではなく、CLベスト8ではバイエルンの攻撃力でも崩し切れなかった。

ジャック・グリーリッシュ、ベルナルド・シウバらMF陣の守備意識も高く、運動量も抜群だ。

そして最前線にはFWアーリング・ハーランドがいる。アーセナル戦での先制点が示すように、単純にハーランドへ放り込むところからチャンスを生み出せる。ケビン・デ・ブライネとのコンビネーションも文句なしで、2人だけでフィニッシュへ持ち込める。

マンCは欧州制覇を悲願としてきたが、ついにその時がきたか。CL準決勝で対戦するレアル・マドリードは強敵だが、ベスト4の中でも完成度はマンCが一歩上を行く。国内リーグ、FA杯、CLと3冠を達成できれば、今のマンCもまたグアルディオラ最強チーム候補の1つとなりそうだ。

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