アーセナルにとってサリバ&冨安離脱は痛すぎた…… 終盤に起きてしまった守備崩壊

サリバは負傷離脱中だ photo/Getty Images

サリバ抜きでハーランドを抑えることは難しい

優勝争いへ大事な終盤戦でアーセナルは躓いてしまった。4月に入ってからはウェストハム(2-2)、リヴァプール(2-2)、サウサンプトン(3-3)と失点が増えてしまい、その悪い流れを止められぬまま26日のマンチェスター・シティ戦も1-4で落としてしまった。

ここへきて守備が崩壊してしまったわけだが、その理由の1つが負傷者だ。中でもセンターバックのウィリアム・サリバの離脱は痛かった。

サリバを欠いたアーセナルではロブ・ホールディングが代役を務めているが、前述のマンC戦ではFWアーリング・ハーランドにパワー勝負で負けてしまうなど、サリバとは実力に差がある印象だ。

負傷を嘆いても仕方がないが、アーセナル専門メディア『Pain In The Arsenal』もサリバ離脱が痛すぎたと振り返る。

「サリバの負傷はチーム全体に影響を与えた。冨安の怪我も影響を大きくした。アーセナルがサリバを欠いていただけなら、アルテタは冨安かホワイトをガブリエウと組ませることができた。だが、代わりにホールディングに頼らざるを得なくなった」

複数ポジションをこなしてくれる冨安健洋の離脱も問題を複雑にしており、今のアーセナルは明らかに安定感を欠いている。

サリバ&マガリャンイスのセンターバックコンビが健在だったならば、ハーランド擁するマンCにもそれなりに対抗できただろう。まだリーグ首位には立っているものの、消化試合数が2つ少ないマンCの方が有利なのは間違いない。

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