驚きの“15歳”でバルサデビュー アカデミー出身のウィングがクラブ史上最年少出場

光るプレイを見せたヤマル photo/Getty Images

15歳と290日でのデビュー

ラ・リーガ第32節でベティスと対戦したバルセロナ。リーグ首位に立つものの前節ラージョ戦でまさかの敗戦を喫してしまったため、今節はなんとしても勝利し、2位のレアル・マドリードに差をつけたい試合だった。DFアンドレアス・クリステンセンの先制点を皮切りに、エースFWロベルト・レヴァンドフスキなどのゴールで4-0とバルセロナは大勝。この試合の83分にMFガビと交代し出場したのがFWラミネ・ヤマルだ。

15歳と290日でのリーグ出場で、バルセロナ史上最年少でのリーガデビューを記録した。これまでの記録保持者はビセンテ・マルティネス氏の16歳280日での出場だったが、それを大きく更新した。すべての大会を合わせるとバルセロナでの最年少出場は1902年に記録したアルベルト・アルマスケ氏の13歳と340日だが、ヤマルの出場はそれに次ぐ2番目の大記録となった。

リーガ全体でいうとヤマルの出場は4番目の若さとなる。最も若いのは2020-2021年シーズン、マジョルカでデビューしたルカ・ロメロ(15歳219日)だ。続けて、1939-1940年セルタでデビューしたサンソン(15歳255日)、そして1933-34年にR・ソシエダでデビューしたイラストルサ(15歳288日)に続く形だ。

スペイン『SPORT』によれば、少ない出場時間ながらもリーグ戦デビューを果たしたヤマルに対して指揮官のシャビ・エルナンデスは「ラミネ・ヤマルはクラブを背負う選手になれる」とコメントしており、バルセロナの中でも期待されている選手の1人だ。鋭いシュートを放つなど15歳とは思えない落ち着きも感じさせた。アカデミー出身からトップチームのレギュラーに定着したガビらにヤマルが続くことができるのか注目だ。

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