スコア、退場選手などアジア王者に輝いた2017年と酷似 浦和はリベンジを果たし歴史を繰り返せるか 

2017年にも退場したアル・ドサリ photo/Getty Images

ホームでの第2戦でACL優勝を狙う

30日に行われたACL決勝1stレグ、アル・ヒラル対浦和レッズ。アウェイのサウジアラビアで開催された1stレグのスタジアムはアウェイサポーターの声援がすさまじく、異様な空気の中行われた。

試合は前半にホームのアル・ヒラルのMFサレム・アル・ドサリに先制ゴールを決められるものの、53分にFW興梠慎三が値千金の同点ゴールを決めアウェイで行われた1stレグを貴重な引き分けで終わらせた。浦和とアル・ヒラルというACL決勝のカードは2017年と2019年にも実現している。記憶に新しい2019年は2戦合計0-3で敗れたものの、2017年には2戦合計2-1で浦和が勝利し、クラブ2度目となるアジア王者に輝いている。

米『ESPN』は今回のアウェイでの引き分けが2017年の状況と似ており、歴史は繰り返されるのではないかと注目している。2017年はアウェイでFWラファエル・ダ・シルバ(現全北現代モータース)のゴールで1−1で1stレグを終え、ホームの2ndレグで同じくラファエル・ダ・シルバのゴールで勝利し、優勝している。現在の浦和レッズで、この2回の決勝を経験しているのがGK西川周作と興梠のみだ。そのうちの1人が1stレグで貴重なゴールを決めており、また1stレグで退場したサレム・アル・ドサリは2017年の決勝の2ndレグでも退場している。2017年と今回の状況が酷似しており、またアル・ヒラルの中心選手であるサレム・アル・ドサリが2ndレグでは最初からいないことも浦和にとっては大きなアドバンテージだ。

2回の決勝を経験した選手の活躍と1stレグでのスコア、そして同じ選手が退場という2017年と状況が大きく似ている今回。2ndレグは浦和のホーム埼玉スタジアム2002にて5月6日にキックオフされる。リベンジに燃える浦和レッズが2017年以来のアジア王者に輝くには2回の決勝を経験する2人のベテランの活躍が必須となるだろう。

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