“33年ぶりの栄光”のプレシャーは計り知れない ナポリ、今節での優勝を逃すも……

今節での優勝は逃したが、ゴールまでの道のりを「楽しむ」と語ったスパレッティ監督 photo/Getty Images

指揮官はポジティブ

ナポリは4月30日、セリエA第32節でサレルニターナと対戦した。

一足先に行われていた試合で、2位のラツィオがインテルに逆転負けを喫していたため、勝てば優勝が決まるナポリ。終始試合のペースを握り、62分に先制点を奪ったが、84分に同点に追いつかれる。やはり、33年ぶりのスクデットのプレシャーは想像以上に大きいのか、24本ものシュートも実らず、試合は1-1のドローに終わり、今節での優勝はお預けとなっている。

ただ、6試合残してラツィオとの勝ち点差が「18」と、ナポリが栄光を掴み取るのは、時間の問題であるのには変わりない。そのため、チームの指揮官を務めるルチアーノ・スパレッティ監督は、サレルニターナ戦で優勝を決めきれなくともポジティブだ。クラブの公式サイトによると、試合後のインタビューで次のように述べていた。

「我々は、誰もがふさわしい夢を追いかけている。まだやるべきステップがあり、最後の追い込みや決定的な仕事をする準備はできているよ。我々は夢に近づいており、必要なポイントを掴み取るだけだ」

「今日、我々に大きくのしかかる感情や心理的負担があったのは間違いない。ただ、フィニッシュラインに到達するためには、引き分けでさえ重要なんだ。ナポリがスクデットを獲得するのを目の当たりにするのは、さぞかし興奮するだろう。最後の1キロが一番疲れるものだけど、楽しみながらゴールを目指すよ」

33年ぶりのスクデットのプレシャーは計り知れないが、ナポリは次節こそ優勝を決めることができるのか。

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