吉田麻也はシャルケを残留へ導けるのか バイエルン、ライプツィヒとの大一番が控えている

シャルケでプレイする吉田 photo/Getty Images

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8試合連続無敗の強さを取り戻したい

29日に行われたブレーメン戦に意地で2-1と勝利したシャルケ。まだ17位と降格圏に沈んでいるが、脱出できるだろうか。

守備のカギを握るのは、日本代表DF吉田麻也だ。シャルケ移籍当初はウニオン・ベルリンに1-6のスコアで敗れるなど守備が崩壊していたところもあり、吉田のパフォーマンスにも厳しい意見が出ていた。それでも、34歳の吉田がもたらす経験値は重要だ。今季はリーグ戦28試合にフル出場しており、キャプテンマークを任されたゲームもある。

中でも今冬に加わったDFモリッツ・イェンツ(24)とのコンビは早い段階から機能し、1月29日のケルン戦からは8試合連続負けなしと良い流れを生んだ。
だが、4月に入ったところでイェンツが負傷で離脱。4月1日のレヴァークーゼン戦では21歳のDFレオ・グライムル、続くホッフェンハイム戦では23歳のヘニング・マトリチャーニとコンビを組んだが、レヴァークーゼン戦は0-3、ホッフェンハイム戦は0-2で落としてしまった。

吉田もセンターバックのコンビが変わっている部分は気にかけているようで、コミュニケーションを取っていくことが重要と語る。

「マルチンも経験豊富な選手で、ピッチ内外で彼と上手くやっています。ここ最近は守備にいくつかの変更があったので、お互いにコミュニケーションを取らないといけない」(シャルケ公式より)。

吉田が言うマルチンとは、2-1で勝利した29日のブレーメン戦でコンビを組んだ31歳のマルチン・カミンスキのことだ。同選手は怪我で離脱していたが、3月に復帰。ブレーメン戦は今季5試合目の出場だったが、ひとまず勝ち点3獲得に成功している。

ラストスパートへ取り戻したいのは、1月のケルン戦から見せた8試合連続無敗のパフォーマンスだ。シャルケは次節にマインツ、そこからバイエルン、フランクフルト、ライプツィヒと難しい相手との戦いを残している。残留へ苦しい戦いになるはずで、吉田を中心とした守備陣がどこまで耐えられるかが勝負だ。

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