404試合で1000ゴール、1試合平均2.47点の驚異のパワー あのヴェンゲルより150試合少ない中で1000ゴールを達成したシティ指揮官

選手たちに指示を出すグアルディオラ photo/Getty Images

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圧倒的な攻撃力

マンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドがプレミアリーグ35ゴールを記録し、1シーズンでのプレミアリーグ最多得点記録を更新したウェストハム戦で、シティにとってもう1つ嬉しい記録が生まれた。

80分にFWフィル・フォーデンが決めた3点目は、ペップ・グアルディオラがシティの監督になってから全ての大会における1000ゴールを記録したメモリアルなゴールになった。驚くべきはペップ・シティが1000ゴールに至るまでのスピードだ。1000ゴールを達成するのにかかった試合は、わずか404試合。この記録は1試合平均2.47ゴールという圧倒的攻撃力を示す数字だ。

他に1つのクラブで1000ゴールを達成した監督にはアーセン・ヴェンゲル氏(554試合)アレックス・ファーガソン氏(601試合)がいる。しかしペップはヴェンゲルよりも150試合も少ない中での記録更新という形になった。レジェンド指揮官2人と比べても圧倒的なスピードであることがわかる。
また、2018-19シーズンの169ゴールが、シティの1シーズンでの最多得点記録だ。今シーズンはここまでで139ゴールをマークしており、まだ最大で9試合(CL決勝に進んだ場合)が残っているため2018-19シーズンの得点を上回る可能性もなくはない。ちなみに、ペップ・シティでの最多得点者はセルヒオ・アグエロの124ゴールで、2位はラヒーム・スターリング(現チェルシー)の120ゴールとなっている。

ボール保持が多いペップのチームは度々、パスばかりのチームだと批判されることもあったが、1試合の平均得点数から考えても得点を取るためのボール保持と捉えることができるだろう。プレミアリーグやFAカップも今シーズン優勝の可能性を残すシティだが、悲願のCL制覇も可能性としては十分に考えられる。シティの監督に就任して以降、数々のタイトルを獲得し記録を更新してきたペップは今シーズン、3冠を達成することができるのか。

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