兄のロレンツォに続け まだセリエAで2ゴールしか決めていないロベルト・インシーニェの挑戦

フロジノーネの昇格に貢献したロベルト・インシーニェ photo/Getty Images

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兄ロレンツォはナポリで長く活躍してきた

1日にセリエB第35節でレッジーナを撃破し、セリエA昇格を決めたフロジノーネ。

この結果をSNS上で祝福したのが、現在アメリカ・MLSのトロントFCに所属するFWロレンツォ・インシーニェだ。というのも、フロジノーネにはインシーニェの弟ロベルト・インシーニェが所属しているのだ。

29歳の弟ロベルトは、前述のレッジーナ戦でも得点を記録。ここまで8ゴールを記録しており、フロジノーネのセリエA昇格に貢献している。
果たしてロベルトとフロジノーネは来季セリエAで残留を勝ち取れるだろうか。これは兄のロレンツォも気にかけていることだろう。ロレンツォはナポリの絶対的主力として長く活躍し、イタリア代表でも10番を背負ってきた。

一方、弟のロベルトはセリエBでの下積みが長く続いた。ナポリのアカデミー出身ではあるが、トップチームでは2試合しか出場できないまま2019年にベネヴェントへ完全移籍。そのベネヴェントでは2020-21シーズンにセリエAの戦いを30試合経験したが、2ゴール4アシストの成績で終わってしまった。そのシーズンにはベネヴェントもセリエBへ降格しており、ロベルトがセリエAでプレイしたのはこれが最後だ。

セリエAでは通算31試合で2ゴール。ロベルトも今度こそセリエAで爪痕を残したいと意気込んでいるはずだ。セリエBでは203試合をこなし、41ゴール41アシストを記録してきた。もう下積みは十分で、30歳で迎える来季に懸ける思いは強いはず。

フロジノーネを指揮しているのが2006年のワールドカップ制覇に貢献した元イタリア代表DFファビオ・グロッソであることも注目ポイントで、昇格組フロジノーネに注目するのも悪くないだろう。

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