トップ9相手に8試合で28失点 マンUが再びリーグ優勝を果たすには鬼門のアウェイが鍵

0-2で敗れたニューカッスル戦 photo/Getty Images

上位チームとのアウェイ戦に弱いマンU

延期分のプレミアリーグ第28節にてアウェイでブライトンと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは、後半アディショナルタイムにブライトンのMFアレクシス・マックアリスターにPKを決められ、0-1で敗戦した。

今シーズンよりエリック・テン・ハーグ新指揮官を迎え、ここまで33試合を終えて4位とCL出場圏内をキープしている。FAカップの決勝も残っているため最初のシーズンにしては上々の出来だ。しかし英『Daily Mail』はそのマンUについて面白いデータを示している。それはアウェイでの弱さである。

ホームでのマンUの平均獲得勝ち点は2.44だが、アウェイになると1.41にまで下がってしまう。ホーム&アウェイで戦うことになるリーグ戦において、アウェイで勝ち点を積み重ねられないことは致命的だ。また驚きなのが、マンUは34節を終えた時点でトップ9に入っているチームにアウェイで勝利できていないということだ。

アウェイでの勝率の悪さについて、ユナイテッドのOBでありレジェンドであるガリー・ネビルは0-2で敗れた4月のニューカッスル戦を例に語った。「ホームから離れたビッグゲームでは、精神、戦うこと、プレイする勇気、そしてプレイの質を本当に見せなければならないとき、(マンUは)それらが良くないという多くの証拠がある」とコメントしており、今のマンUにおいては精神と戦う勇気が足りていないという。この試合でマンUはシュート6本、枠内シュート1本という結果に終わっている。

ホームではシティ、リヴァプール、アーセナル、トッテナムなど強豪クラブに勝利している実績がある。テン・ハーグ体制はまだ1年目だ。指揮官もアウェイでの勝負弱さは直面している課題の1つと捉えているようだ。今シーズンのアウェイでの試合は8日のウェストハム戦のみ。まずはこのアウェイでしっかり勝利し、敵地での苦手意識を少しでも減らしたいところだ。

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