やっぱりレスターには“バーディ弾”が必要だ 終盤に目覚めた36歳の点取り屋が見せる残留への希望

レスターの象徴であるバーディ photo/Getty Images

大事な終盤に2戦連発

プレミア残留へ底力を見せられるだろうか。序盤より苦戦が続いていたレスター・シティだったが、直近3試合で1勝2分の成績を残して16位へ浮上。ひとまず降格圏を脱出した。

ここぞの場面で力を発揮してくれたのは、チームを長く支えてきた36歳の大ベテランFWジェイミー・バーディだ。

今季のバーディはプレミアリーグ第32節まで消化した段階で1ゴールのみと大苦戦しており、スタメンから外れる機会も増えていた。さすがのスピードスターも年齢の壁を感じていたのかもしれない。

しかし、バーディは4月25日のリーズ・ユナイテッド戦、続く5月1日のエヴァートン戦と立て続けに得点を記録。バーディの得点もあってレスターは両ゲームを引き分けに持ち込んでおり、貴重な勝ち点2だ。

地元紙『Leicester Mercury』もチームリーダーであるバーディの活躍を絶賛する。

奇跡のプレミア制覇となった2015-16シーズン当時と比べると、バーディの勢いは物足りない。それでも、バーディがゴールを決めればレスターの空気は変わってくる。

本来はバーディの後継者候補の1人であるザンビア代表FWパトソン・ダカに頑張ってほしいところなのだが、ダカは昨季プレミアで5ゴール、今季も4ゴールと数字が伸びない。以前所属していたオーストリアの名門ザルツブルクではゴールを量産していただけに、ダカが上手くプレミアにフィットしなかったのはレスターにとって痛手だった。

今季は降格を心配しなければならない苦しい戦いとなっているが、生き残れるのか。バーディにかかる期待は大きく、勝負の残り4試合でもゴールが求められる。

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