シュートブロック“74回”の脅威 エヴァートンで体を張りまくるCBは昨夏の決断に「加入を後悔していない」

エヴァートンで活躍するターコウスキー photo/Getty Images

シュートブロック数2位の選手とは32回も差がついている

プレミアリーグで降格圏の19位に沈むエヴァートン。順位に関しては散々な結果と言わざるを得ないが、ディフェンスは悪くない。

ここまで34試合を消化して失点は52失点。少ないとは言えないが、14位ボーンマスは67失点、17位リーズ・ユナイテッドは69失点を喫しており、下位チームに限ればエヴァートンの失点数は少ない方だ。

そのチームで懸命に体を張っているのがDFジェイムズ・ターコウスキー(30)だ。昨季はバーンリーでプレイしていたのだが、バーンリーは昨季2部へ降格。ターコウスキーはエヴァートンに活躍の場を移したのだが、またしても残留争いに巻き込まれる苦しいシーズンだ。

それでもターコウスキー個人のパフォーマンスは今季も一定の評価を得ている。何より目立つのはシュートブロック数で、ターコウスキーはリーグ1位となる74回ものシュートブロックを記録している。2位のウォルバーハンプトンDFマックス・キルマンは42回となっており、ターコウスキーの頑張りが分かってくる(データは『WhoScored』より)。

かなり厳しいシーズンとはなっているが、ターコウスキーはエヴァートン加入の決断を後悔していないと語る。最後まで残留へ戦い続ける覚悟なのだ。

「エヴァートンのことに集中しているし、このクラブに加入したことを後悔していないよ。ここ数週間言い続けている。自分たちがやるべきことをやれば、他のチームを気にする必要はないとね。何よりも自分たちに集中しないといけない」(英『Liverpool Echo』より)。

問題は攻撃陣だ。得点数は僅か27ゴールとなっており、これは現時点でプレミアワーストだ。1試合平均得点が1点を下回っているため、これでは必死に守っても結果に繋がらないのも当然だ。

ターコウスキーには昨年のワールドカップ・カタール大会へイングランド代表メンバーに入れた方が良いとの意見まで出るなど、相手の攻撃を跳ね返す力は実に印象的だ。チームの成績は振るわないが、ターコウスキーの頑張りは評価されるべきだろう。

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