ピケの相棒になるはずだったウクライナ人DFを覚えているか 「バルサでプレイしたとは絶対言わない」

期待されていたチグリンスキー(左) photo/Getty Images

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期待されながらもわずか1年の在籍となった

2009−10年シーズンのバルセロナはペップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ監督)の2年目。3冠を達成した翌年のシーズンだった。この年バルセロナはクラブ初の世界王者に輝き、ラ・リーガでは連覇を果たした。

バルセロナにはFWリオネル・メッシやMFアンドレス・イニエスタ、MFシャビ・エルナンデス、DFカルレス・プジョルなどレジェンド選手が多く在籍していた。そんななか2009年にFWイブラヒモビッチと一緒にバルセロナに加入したのがDFドミトロ・チグリンスキーだ。英『THE Sun』によると、ペップはチグリンスキーを当時のDFジェラール・ピケの相棒となることを期待していたという。当時、ピケとプジョルという2CBは絶対的であったが、シャフタール・ドネツクでの活躍を見て獲得を熱望していたという。

しかし、チグリンスキーはわずか1年でバルセロナを退団することとなってしまう。わずか12試合のみの出場となったウクライナ人DFは同メディアで「僕はバルサでプレイしたとは決して言わない。『バルサにいた』と言う。これらは違うんだ。なぜなら、そこでプレイしたと言うには、チームの重要な一員でなければならないからだ」とコメントしており、バルセロナでの苦いシーズンを語っている。
その後チグリンスキーはシャフタールに戻り、国内の数々のタイトル獲得に貢献している。2016年にはAEKアテネFCに移籍し、国内リーグで優勝。かつて世界一の指揮官からピケの相棒として期待されたウクライナ人DFは現在もギリシャのイオニコスFCでプレイしている。36歳のベテランDFはこれからどのようなサッカー人生を送るのか注目だ。

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