旗手は「金額以上の価値を持っている」 連覇の鍵となったサムライにクラブOBも賛辞

ファンやチームメイトとともに連覇を喜ぶ旗手 photo/Getty Images

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数字以上の貢献度

セルティックは7日、スコティッシュ・プレミアシップ第34節でハーツと対戦し、2-0の勝利を収めた。この結果、4試合を残してリーグ連覇を成し遂げている。

34試合を消化して、31勝2分1敗の勝ち点「95」。黒星はわずかに1つで、今季もセルティックが圧倒的なパフォーマンスを披露し、シーズンを駆け抜けた。そんな中、クラブのOBで、現在は英『sky sports』の解説者を務めるアンディ・ウォーカー氏が、タイトル獲得に貢献したキープレイヤーのひとりにMF旗手怜央を選出。ハーツ戦でも古橋の決勝ゴールをアシストしていたこのサムライへ、次のように賛辞を贈っている。

「セルティックのファンは、この日本のヒーローに関しての歌をうたうのが大好き。セルティックの中盤にとっては見事な契約だ。100万ポンド程度の移籍金だったが、彼は金額以上の価値を持っている」
「彼のパスレンジは、ショートとロングの両方で素晴らしい。タインカッスルで行われた昨季のハーツ戦(第23節)で、GKクレイグ・ゴードンを打ち破るスーパーゴールを決めた瞬間から人々を驚かせ、自身の能力に注目させた」

「今季は、彼が左右の足で繰り出したスルーパスの数は注目に値する。マクレガーのように、滅多にボールを奪われない」

今季はここまでリーグ戦28試合に出場し、5ゴール7アシストを記録している旗手。数字だけで見れば少々物足りなさも感じるかもしれない。ただ、旗手は豊富な運動量で攻守両面で存在感を発揮したり、中間ポジションでボールを受けてチームにリズムをもたらしたり、1本のパスで試合の流れを変えたり……数字以上の結果残しており、その貢献度は計り知れない。間違いなく、連覇を成し遂げる上での功労者のひとりだ。

こういった活躍もあり、今夏の去就にも注目が集まっている旗手だが、ステップアップはあるのか。今後の動向にも目が離せない。

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