ハーランドはこれも超えられる? CL準決勝だけで“13ゴール”も決めてきたC・ロナウド異常な勝負強さ

レアル・マドリードで4度CLを制したロナウド photo/Getty Images

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ストライカーにはここぞの場面での得点が求められる

9日よりスタートしたチャンピオンズリーグ準決勝。まずはレアル・マドリードとマンチェスター・シティが1stレグで激突し、1-1のドロー決着となった。

このゲームで1番と言っていい注目を集めていたのは、マンCのFWアーリング・ハーランドだ。プレミアリーグで35ゴールと大暴れしているストライカーがレアルをも沈めてしまうのか。ここが注目ポイントの1つとなっていた。

結果は、この1stレグはハーランドに得点は生まれなかった。惜しいシーンはあったが、レアルが懸命に体を張って防いでいた印象だ。
単純な得点数も大事だが、やはりストライカーには大一番でチームを勝利へ導く決定的な働きが求められる。CL準決勝を前に、情報サイト『Transfermarkt』が1つのデータを紹介していた。それが『CL準決勝史上最多得点プレイヤー』だ。

準決勝で最も多くのゴールを奪ったのは、現在サウジアラビアのアル・ナスルでプレイするMr.CLと言っていいクリスティアーノ・ロナウドだ。

ロナウドはマンチェスター・ユナイテッドで1度、レアル・マドリードで4度CLを制しており、準決勝では計13ゴールを挙げている。ロナウドに続く2位はレアルFWカリム・ベンゼマで8ゴール、3位はバルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキ(7ゴール)、4位がパリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシ(6ゴール)、5位は元フィンランド代表FWヤリ・リトマネンと元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロの5ゴールだ。

やはりロナウドの数字は印象的だ。マンUで優勝した2007-08シーズンは準決勝での得点こそなかったが、決勝のチェルシー戦では1ゴールを記録。

レアルで優勝した2013-14シーズンは準決勝2ndレグのバイエルン戦で2ゴール、決勝のアトレティコ・マドリード戦で1ゴール1アシスト、3度目の優勝となった2016-17シーズンは準決勝1stレグのアトレティコ・マドリード戦でハットトリック、決勝のユヴェントス戦では2ゴールを奪っている。

この勝負強さもロナウドが絶賛される理由の1つであり、特に準決勝の180分間は特別だ。相手のアウェイに乗り込むことを考えると、決勝以上に難しいゲームと言っても大袈裟ではない。

ハーランドは2ndレグでゴールを決められるだろうか。準々決勝のバイエルン戦では1stレグ、2ndレグともに1ゴールずつ奪う活躍を見せているが、今後は何かとロナウドが持つCL準決勝13ゴールの数字と比較されることになるかもしれない。

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