モウリーニョとシャビ・アロンソの師弟対決が実現 名将は愛弟子との再会に何を思う

レアル時代に師弟関係であったモウリーニョとシャビ・アロンソがEL準決勝で再会する photo/Getty Images

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欧州で最も優れたカウンターアタック

11日にヨーロッパリーグの準決勝1stレグが行われ、ローマとレヴァークーゼンが対戦する。ともに国内リーグでは、トップ4フィニッシュが難しい状況となっているため、来季のチャンピオンズリーグ出場権を得るという意味でも重要な一戦だ。

そして、この一戦では「指揮官の師弟対決」にも注目が集まっている。ジョゼ・モウリーニョ(現ローマ監督)と、彼のレアル・マドリード時代の教え子であるシャビ・アロンソ(現レヴァークーゼン監督)が、決勝進出をかけて相見えるのだ。

現役時代に見せた鋭い戦術眼と高いサッカーIQは、モウリーニョも高く評価しており、この名将のもとプレイした3年間で公式戦151試合に出場しているシャビ・アロンソ。その能力は指揮官になって以降も発揮されており、昨年10月にレヴァークーゼンの指揮官に就任すると、降格圏内に沈んでいたチームを見事に立て直した。ブンデスリーガでは上位争いを行い(現在6位)、ELではベスト4へ導いている。
そんな愛弟子との再会に関して、モウリーニョは何を思うのか。伊『Gazzetta dello Sport』などによると、試合前日会見で「シャビとはコーチとしても、選手としても素晴らしい関係を築いてきた。試合の前後や試合中に、一緒にいられることはとても嬉しいことだ」と述べたという。

ただ「対戦する試合に関して言えば、他の試合となんら変わりはない」としつつ「彼のレヴァークーゼンは私が今季見てきたチームの中で、ヨーロッパでは最も優れたカウンターアタックを披露している。彼は私に重要なクオリティを示してくれているよ。選手のクオリティに最も適した方法でプレイするという現実主義をね。(東京五輪・金メダリストのマルセル・)ジェイコブスと100mを競えるような選手が5〜6人いて、守備もカウンターも完璧。彼らを止めるのはほぼ不可能だよ」とコメント。シャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンを非常に警戒しているようであった。

はたして、モウリーニョとシャビ・アロンソの師弟対決は、どちらに軍配が上がるのか。

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