放出候補からアーセナル中盤の柱へ 攻撃性、リーダーシップ、今では誰もが残留を望むジャカの変貌

アーセナルの重要戦力となっているジャカ photo/Getty Images

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レヴァークーゼンからの関心が噂されるが……

一時はサポーターとの関係もギクシャクしたものとなり、放出候補に挙がっていた時期もあった。

しかし、今やアーセナルにとってMFグラニト・ジャカは欠かせない特別な存在だ。

今週に入ってからはドイツのレヴァークーゼンがジャカ獲得に関心を示しているとの話題が浮上したが、これに素早く反応したのがアーセナル専門メディア『Pain In The Arsenal』だ。ジャカ放出はNGと主張しているのだ。
ジャカ残留を望む理由としては、指揮官ミケル・アルテタのスタイルに合っていることが第一だ。今季は左サイドバックのオレクサンドル・ジンチェンコと上手く絡み、左サイドの攻撃を活性化させてきた。前線へ顔を出すアクションも増え、ジャカにとってアーセナル加入以降ベストに近いシーズンだ。

もう一つの理由としては、リーダーシップが挙げられる。過去にはキャプテンマーク剥奪のトラブルもあったが、スイス代表でもリーダー格の1人であるジャカはアーセナルでも精神的支柱だ。若い選手が多いこともあり、経験豊富なジャカは頼りになる。

選手層の問題もあるだろう。今夏にはウェストハムMFデクラン・ライスを筆頭にボランチ補強の可能性が噂されるが、来季はプレミアリーグに合わせてチャンピオンズリーグの戦いも入ってくる。中盤の層を考えると、ジャカ残留を望むサポーターが多いのも頷ける。

数年前とはジャカの評価が大きく変わっており、この未来を予想できた人は多くないだろう。

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