レノでもアリソンでもない プレミアNo.1セーブ率は身長183cmの“小さな守護神” 

ブレントフォードのゴールマウスを守るラヤ photo/Getty Images

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今夏のステップアップはあるのか

プレミアリーグの2022-23シーズンもまもなく幕が閉じる。アーセナルやニューカッスルのように前評判以上の活躍を見せたクラブもあれば、チェルシーやエヴァートンのように期待外れに終わったクラブもある。そんな中で、ブレントフォードはダークホースとして、今季のプレミアリーグを盛り上げたクラブの一つだったのではないか。

2021-22シーズンに74年ぶりの1部リーグ復帰を果たし、同シーズンはなんとかプレミアリーグ残留を勝ち取ったブレントフォード。1部リーグ2年目の今季は、マンチェスター・ユナイテッド(第2節:4-0)やマンチェスター・シティ(第16節:2-1)、リヴァプール(第19節:3-1)といった強豪から白星を奪取したほか、一時は欧州コンペティションの出場権争いを繰り広げるなど、素晴らしいパフォーマンスを見せていた。

そして、そんなブレントフォードの躍進を支えるとともに、個人としても評価を急上昇させている選手がいる。チームの守護神を務めるGKダビド・ラヤだ。
現在27歳のラヤは2019年夏にブレントフォードへ加入し、同クラブを1部昇格へと導いた功労者のひとり。身長183cmと、GKとしてはだいぶ小柄であるが、そのセーブは一級品。データサイト『WhoScored』によると、今季のプレミアリーグでのセーブ率は75.3%となっており、フラムのベルント・レノ(74.2%)、リヴァプールのアリソン(70.8%)を抑えて、この“小さな守護神”がリーグトップだという。

そんなラヤとブレントフォードの契約は2024年6月まで。残り1年となったことで、今夏の去就に注目が集まっている。現在、チェルシーやトッテナムが強い関心を示しているほか、ダビド・デ・ヘアの後釜としてマンチェスター・ユナイテッドも獲得に動くのではないかと噂されている。現代サッカーにおいては必要不可欠な足元の技術も一定水準あり、人気株となっているラヤだが、今夏のステップアップはあるのか。

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