“イングランドのR・レオン”となれるか ユーヴェでブレイクの兆し見せるイングランドの才能

ユヴェントスに所属するイリング・ジュニオール photo/Getty Images

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サイドからの仕掛けにポテンシャルあり

近年はドルトムントで成長したFWジェイドン・サンチョ、PSVでプレイしていたFWノニ・マドゥエケなど、国外で経験を積む若手イングランド人選手も増えてきた。

その流れに続けるのか。今季イタリア・セリエAでブレイクの兆しを見せているのがユヴェントスFWサミュエル・イリング・ジュニオール(19)だ。

チェルシーのアカデミーで育ったイリング・ジュニオールは、2020年にユヴェントスのユースへと移籍。U-23のカテゴリーで経験を積み、今季トップチームデビューを果たした。世代別イングランド代表でもプレイしており、ユヴェントスで主力定着となれば大きなステップだ。
『Euro Sport』のミケーレ・ネリ記者が重ねるのは、ミランで活躍するFWラファエル・レオンだ。イリング・ジュニオールもサイドからの仕掛けを得意としており、将来的にレオンに近い存在になる可能性があると期待をかける。

「サミュエル・イリング・ジュニオールは非常に素早い選手で、縦へ仕掛けるプレイを得意とする。主には左のウイングでプレイするが、右でもプレイ可能だ。素晴らしいドリブルのセンス、ユヴェントスの他の選手にはないスピードがある。これらのクオリティは、ミランのラファエル・レオンに近い色合いがある。もちろん、まだイリング・ジュニオールの影響力はレオンほどではないがね。あのレベルに達するには時間が必要だ」

ウイングはイングランド代表でも激戦区の1つだが、イリング・ジュニオールもユヴェントスで結果を残せばA代表入りのチャンスが出てくる。ユヴェントスにとっても楽しみな存在で、来季は本格ブレイクの1年としたいところだ。

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