“古豪”復活へ 今季台風の目となったニューカッスルが20年ぶりのCL出場権を獲得

20年ぶりのCL出場権を獲得したニューカッスル photo/Getty Images

4位以内のフィニッシュ確定

今シーズン、プレミアリーグにて台風の目となったチームの1つがニューカッスルだ。ここ数年中位でシーズンを終えることが多かった “古豪”が豊富な資金と着実なチームづくりをベースに、その力を見せつけるシーズンとなった。

新たなオーナーを迎え、的確な補強でチームを確実にレベルアップさせてきたニューカッスルはプレミアリーグ第37節で降格争いに苦しむレスターを相手にスコアレスドローで試合を終わらせ、勝ち点1を獲得した。この結果5位のリヴァプールとの勝ち点差が4となり、残り1試合での逆転が不可能になったため、CL出場圏内の4位以内でのフィニッシュが決まった。

ニューカッスルがCLに出場するのは2003年以来となり、実に20年ぶりの出場となる。20世紀初頭に強さを見せた古豪は2000年代前半もアラン・シアラー氏をはじめとするメンバーでプレミアリーグを席巻していた。しかし、2009年と2016年には降格も経験しており、ここまでの道のりは順調ではなかった。指揮官のエディ・ハウ監督は英『Sky Sports』にて「サポーターの反応を見ることができてとてもホッとしたし、素晴らしい夜だった。信じられないほどだ」と安堵のコメントをしている。

シーズン前の目標はCL出場ではなかった、とも語っているハウ監督。シーズンスタートの時にニューカッスルがここまでの躍進を見せることを予想できた者は少ないだろう。今シーズン最も躍進した古豪がいよいよ欧州で暴れる日がくる。

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