約8万人のサポーターの声を力に ドルトムントはバイエルン一強時代に終止符を打てるか

最終節でリーグ優勝を狙うドルトムント photo/Getty Images

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最終節はホームでマインツを迎え撃つ

セリエAはナポリ、ラ・リーガはバルセロナ、プレミアはマンチェスター・シティと、各国のリーグも優勝を決めたチームが出てきている。リーグ・アンも残り2試合で2位RCランスとの勝ち点差が6、得失点差も16をリードしているPSGが優勝することが予想される。そんななか、最終節まで優勝争いがもつれているのが、ブンデスリーガだ。

最終節のみを残す状況で、首位のドルトムントと2位のバイエルンとの勝ち点差は2となっている。バイエルンが前節のライプツィヒ戦で負けたことは、ドルトムントに優勝争いを大きくリードさせることになってしまった。最終節でマインツと戦うドルトムントは宿敵バイエルンの結果を気にすることなく、勝利すれば自動的に優勝を決めることができるのだ。ドルトムントが引き分けたり、負けたりしてしまうと状況は変わるが、自力で優勝を決めることができることはドルトムントにとってはプラスだ。

優勝を決めることができる最終節はドルトムントのホームスタジアムであるジグナル・イドゥナ・パルクで行われる点も嬉しいポイントだ。独『SportBild』によるとドルトムントは1試合あたり約81,219人のファンを擁し、リーグ内で最も平均観客数が多く、スタジアムの稼働率が100%であるバイエルンと並んで唯一のクラブであるという。アウェイサポーターの人数にもよるが、約8万人のサポーターが最終節にも応援にかけつけることになる。「黄色い壁」とも言われるスタンドを埋め尽くすサポーターの後押しは間違いなくチームの力になるだろう。
ドルトムントは直近5試合は4勝1分で負けがない。さらに19得点3失点とシーズン終盤にきて圧倒的な内容を見せている。10年連続でバイエルンが独占している国内リーグ。ドルトムントは2011-12シーズンぶりの優勝を果たし、バイエルン一強時代に終止符を打てるのか注目だ。

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