ブンデスリーガ22-23はムシアラの一発でまさかの劇的決着! 80分までバイエルンが王座手中も一度はすり抜け……

土壇場の決勝点で優勝をたぐり寄せたムシアラ photo/Getty Images

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劇的な展開でバイエルンが11連覇を達成

ブンデスリーガ最終節、11連覇を狙う王者バイエルンが前節でライプツィヒに敗れたため、ドルトムントが2ポイント差で首位に立つ展開。ドルトムントは勝てば11季ぶりの優勝という状況だった。

しかし9位マインツと対戦したドルトムントは、15分にコーナーキックから失点を喫し、ビハインドを負う。19分にはPKを獲得するもセバスティアン・アレがこれを決めきれず、逆に24分に追加点を許して0-2でハーフタイムを迎えた。

バイエルンは8分にキングスレイ・コマンのミドルシュートでケルンに先制しており、このまま勝てば逆転の11連覇が見えるという状況。しかし後半も大詰めの80分、ニャブリのハンドがPKをとられ、これをデヤン・リュビチッチが決めてケルンは同点に追いつく。この時点で再びドルトムントとバイエルンの順位は逆転し、バイエルンはどうしても1点が欲しいという状況になった。
ドルトムントは69分にラファエル・ゲレイロの得点で1点を挙げており、2-1のまま試合は動いていた。するとバイエルンは89分、ジャマル・ムシアラのゴールで勝ち越し、試合終了。この時点でバイエルンは得失点で首位に立ち、ドルトムント×マインツの結果を待つこととなった。

ドルトムントはアディショナルタイム6分、ニクラス・ズーレのゴールで2-2と追いつき、こちらも劇的な展開をみせる。しかし勝ち越すことはできず、そのまま試合は終了。バイエルンは結果的に89分のムシアラの一発によって勝点3を得、ドルトムントが勝ち越せなかったことで得失点差によって優勝を決めることとなった。

最終的な勝点は両者ともに71。得失点差がバイエルン54、ドルトムント39となった。劇的な展開をみせたブンデスリーガ最終節。優位に立っていたのはドルトムントだったが11季ぶりの優勝はならず、バイエルンが前人未到の11連覇を達成した。

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