大事な試合で重なってしまった不運 ドルトムント指揮官がベリンガム不出場の理由を明かす

ベリンガムは試合後に涙も見せた photo/Getty Images

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出場叶わず

27日に行われたブンデスリーガ最終節マインツ戦を2-2のドローで終えたドルトムント。この結果、バイエルン・ミュンヘンにリーグタイトルを譲ってしまい、11年ぶりの優勝を叶えることができなかった。

この試合ではMFジュード・ベリンガムに最後まで出場機会が訪れなかった。右膝の負傷により前節のアウクスブルク戦を欠場していたものの、今回の試合ではベンチ入りしていたため、プレイすること自体は可能だったはず。ベリンガムは今夏のレアル・マドリード移籍が有力視されているため、今回のマインツ戦がドルトムントでの最後の試合となる可能性も高い。

スペイン『SPORT』によると、エディン・テルジッチ監督がベリンガムを起用しなかった理由を明かしている。さまざまな不運が重なってしまったようだ。
「金曜日のベリンガムはかなり調子が良さそうだったが、昨日(土曜日)、試合の数時間前に私のところに来て、『チームを助けるのに100パーセントの状態ではない』『他の人が代わりにプレイした方がいい』と言ってきた」

「彼はここ数日、ピッチに立つために懸命に努力してきた。しかし、試合前のウォームアップでも調子が良くなかった」

「私はベリンガムに数分間プレイタイムを与えたかったが、試合が段々激しさを増したため、より攻撃的な交代を行いたかった。そのため、結局ベリンガムはプレイしなかった」

「ジュードが我々と一緒にいることは重要だったし、彼がこの日にプレイすることがどれだけ意味のあることかは誰もが理解していた」

本来であれば最終節でチームの勝利に貢献し、リーグ優勝を成し遂げてからクラブを去りたかったはずだが、ベリンガムがいなければ今季のドルトムントがリーグ優勝を争う位置にいたかどうかもわからない。むしろ、19歳の若さでこのチームを引っ張ってきたことを誇るべきだろう。

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