柿谷の今季6得点目は12年ぶりホームサポーターの前で 二桁得点も目指せるペース 

今季6ゴール目を記録した柿谷 photo/Getty Images

柿谷の逆転ゴールで首位を破る

J2リーグ第18節で首位町田をホームに迎えた徳島。ここ最近は勝ち点を取れていたが、前節の藤枝戦は0-3と大敗。連敗はなんとしても避けたい場面で迎えた町田戦だった。

ホームではまだ1試合しか勝利のなかった徳島は、町田に先制を許す形になったが、後半に町田の平河悠の退場で数的優位に立つと、74分に柿谷とツートップを組む森海渡が同点ゴールを決める。勝ち点3を目指す徳島を救ったのはやはり柿谷だった。終了間際の79分にCKの流れから、速いクロスを少し角度を変えて流し込む技アリゴール。ゴール後にスタンドに行き、喜びを爆発させた。

柿谷の貴重な逆転ゴールは、徳島のホーム、ポカリスエットスタジアムで実に12年ぶりという本人にとっても嬉しいゴールとなった。このゴールで柿谷はすでに今季6ゴールをマークし、2011年の徳島時代の6ゴールにすでに並んでいる。この試合でも得点以外のプレイで “ジーニアス”らしさを感じさせた柿谷はここまで33歳とは思えない活躍を見せている。

12節でやっと今季初勝利を記録した徳島だったが、勝ち星をあげて以降、これで6試合で3勝1敗2分と調子を上げてきている。順位も16位にまで上げた。33歳のキャプテンは2012年と2013年にC大阪で挙げたリーグ戦でのシーズン二桁ゴールを目指せるペースで得点を重ねている。

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