京都にも愛され浦和で輝きを増す男 サンガスタジアムへと凱旋した荻原拓也が気迫のプレイ

試合後、京都サポーターへ挨拶した荻原 photo/Getty Images

左SBで先発した

浦和レッズはJ1第15節で京都サンガF.C.と対戦した。昨季までの2年間、京都でプレイして今季から浦和へ復帰した荻原拓也は、京都相手に並々ならぬ思いがあったことだろう。

前節・アビスパ福岡戦で右サイドバックを務めた明本考浩が負傷交代。右サイドバックには酒井宏樹が先発復帰したものの、左サイドバックでのファーストチョイスである明本の先発が難しく、荻原がスタメンに名を連ねた。

慣れ親しんだスタジアムで積極的なオーバーラップを披露。ゴールに絡むことはできなかったが、明本と交代した59分間の出場でスプリント数「9」と持ち味を発揮した。

試合後には京都サポーターのもとへ挨拶に行くと、万感の拍手で迎えられた荻原。J2からJ1へとチームを引き上げ、瀬戸際まで追い込まれながらも残留を決めた昨季までの2年間、左サイドを支えた京都の荻原をサポーターは忘れていない。京都サポーターに愛された男は、今季浦和サポーターに期待されながら左を駆け抜けていく。

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