シティにはハーランド、インテルには《復活のルカク》がいる 調子上げるベルギーの怪物はCL決勝でも危険だ

セリエAで結果を出すルカク photo/Getty Images

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絶好調時のルカクも怪物だ

悲願のチャンピオンズリーグ制覇へ、決勝まで駒を進めてきたマンチェスター・シティにはFWアーリング・ハーランドがいる。

195cmのサイズ、スピード、圧倒的な得点感覚など現世界最強ストライカーとなっているハーランドには、決勝の対戦相手であるインテルも手を焼くだろう。

だが、大型ストライカーはインテルにもいる。今季何かと批判を浴びてきたFWロメル・ルカクだ。
ルカクの評価がダウンしたのはチェルシーでプレイした昨季からのことで、昨季はプレミアリーグで8ゴールと数字が上がらなかった。

そこで今季よりレンタルの形でインテルに復帰したのだが、開幕早々にハムストリングを痛めて離脱。何とか間に合わせた昨年11月のワールドカップ・カタール大会でも仕上がりは不十分で、ベルギー代表はグループステージ敗退に終わった。

ルカクの評価はかなり落ちていたが、終盤戦に入った頃より復調の兆しが見えてきた。

セリエAは27日に第37節が行われたが、ルカクはアタランタ戦で1ゴールを記録。これで5月6日のローマ戦、13日のサッスオーロ戦、21日のナポリ戦に続いてリーグ戦4試合連続ゴールだ。

ゴール前での動き出しには以前のダイナミックさが戻っており、それをCL決勝でも発揮できるならば面白い。

インテルではエディン・ジェコとラウタロ・マルティネスが2トップを組むことも多いが、ルカクのサイズやパワーは途中出場からでも脅威となる。絶好調時のパワフルさはハーランドにも劣らぬものがあるのではないか。

ルカクが調子を上げているのはインテルにとって好材料で、前線でのハーランドVSルカクの構図も面白そうだ。

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