エールディヴィジでいきなり“19ゴール”奪って得点王 X・シモンズの才能はとんでもないものだった

PSVで充実のシーズン過ごしたシモンズ photo/Getty Images

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エールディヴィジで存分に才能を披露

若手選手にとって出場機会の確保は何よりも重要だ。今季それを感じさせてくれたのは、オランダ代表FWシャビ・シモンズだ。

今年4月に20歳を迎えたシモンズは、これまでバルセロナのカンテラ、さらにはパリ・サンジェルマンに所属してきたエリートプレイヤーだ。

しかし、2019年に移籍したPSGはフランスを代表するスーパースター集団だ。シモンズも才能豊かな選手ではあるが、若手がレギュラーポジションを奪うには環境が厳しすぎる。
そこでシモンズは昨夏にオランダの名門・PSV移籍を決断するのだが、これが大当たりだった。

序盤からポジションを確保したシモンズは想像を超えるゴールラッシュを披露。エールディヴィジ最後の3試合でもフォルトゥナ・シッタート戦で1ゴール、ヘーレンフェーン戦で1ゴール、そして最終節のAZ戦では2ゴールを挙げるラストスパートを見せ、リーグ戦得点数を19まで伸ばしている。

これにより、ユトレヒトFWタソス・ドゥヴィカスと並んでエールディヴィジ得点王のタイトルを獲得。移籍1年目としては文句なしの成績だ。

シモンズはPSGのトップチームでも11試合しか経験していなかったが、毎週のようにエールディヴィジのゲームをこなす中で何かに目覚めたのだろう。今季の成長速度は驚異的だ。

昨年12月にはA代表デビューも果たすことになり、PSV移籍から一気にエンジンがかかってきた。来年のEURO2024も楽しみで、来季もまずはプレイタイムを確保できる環境に身を置くべきだろう。

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