プレミアで《全38試合3420分間》のフル出場 シュートブロック数1位、クリア数2位と忙しすぎたDFに称賛を

エヴァートンの残留に貢献したターコウスキー photo/Getty Images

残留のために1分も休まず戦い続けた

プレミアリーグ最終節のボーンマス戦に1-0で勝利を収め、何とか17位を守ってプレミア残留を手にしたエヴァートン。

昨季もぎりぎりの戦いを強いられたが、今季も前半戦から調子は上がらないまま年明けを迎えてしまい、今年1月には指揮官フランク・ランパードを解任。エヴァートンはかなり苦しい時間を過ごしてきた。

そんなチーム状況でも、腐ることなく体を張り続けた選手がDFジェイムズ・ターコウスキーである。

何と今季ターコウスキーが欠場したゲームはゼロ。しかも、リーグ戦38試合すべてにフル出場しているのだ。今季のプレミアで全38試合にフル出場したフィールドプレイヤーはターコウスキーのみとなっている。

残留争いに巻き込まれてきたエヴァートンは、とにかく守備陣が忙しい。ターコウスキーもリーグ第1位となる78回のシュートブロック、リーグ第2位となる196回のクリア数、リーグ第2位となる空中戦勝利数120回を記録するなど、数字がそのフル稼働ぶりを物語る。

3420分間を戦ってきたターコウスキーこそ残留の立役者であり、ターコウスキー抜きでの残留はあり得なかった。

エヴァートンはまだファイナルシャルフェアプレイ(FFP)に違反した疑いがかけられており、今後のことは少し読みづらい。ただ、ターコウスキーの頑張りが見事だったことに変わりはない。今季のプレミアで最も忙しかったセンターバックであり、イングランド代表にもふさわしい実力者のはずだ(データは『WhoScored』より)。

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