酒井宏樹に続く日本No.1右SBへ 《エールディヴィジのベスト右SB4選》に入る菅原由勢の実力

AZの右サイドを守る菅原 photo/Getty Images

5大リーグへのステップアップもあるか

昨年のワールドカップ・カタール大会では浦和レッズDF酒井宏樹が日本代表の右サイドバックを担当しており、内田篤人が代表を去って以降は酒井が絶対的な右SBとして君臨してきた。

しかし、酒井も33歳だ。まだまだトップレベルの選手ではあるが、そろそろ酒井を脅かす競争相手が欲しい。

楽しみなのは、オランダのAZでブレイクする菅原由勢(22)だ。

3月に行われたウルグアイ、コロンビアとの親善試合でも菅原が右SBに入っており、次回のワールドカップ・2026年大会でも右SBの候補者となるだろう。

エールディヴィジでの評価も上々だ。今季はSBながら3ゴール8アシストの成績をリーグ戦で残しているが、オランダ『Soccernews』は菅原を『今季のエールディヴィジ最高の右SB候補』にリストアップしている。

これはユーザーのアンケートを基に今季のエールディヴィジ・ベストイレブンを決めるという企画で、右SB部門では菅原、トゥエンテのジョシュア・ブレネット(29)、ヘーレンフェーンのミラン・ファン・エヴァイク(22)、そして優勝したフェイエノールトよりルチャレル・ヘールトライダ(22)の4人がリストアップされている。

同メディアは菅原について「22歳の菅原はここ数年で信頼できる選手となった。AZは素晴らしいクロス精度も誇る菅原に満足している。今季は31試合に出場して3ゴール8アシストだ。彼はもっと高みを目指す時期にきたと言える」と綴り、エールディヴィジからのステップアップもあり得るとの見方を示す。

残念ながらユーザーによるアンケートでは最下位の7%しか票を得ていないが、ここにリストアップされるだけでも見事だ。ちなみに1位はオランダ代表にも入っているヘールトライダで53%の票を獲得しており、フェイエノールトの成績を考えれば妥当な結果だろう。

菅原はまだ22歳と若く、AZでのアピールも十分だ。酒井宏樹に続いて5大リーグでも活躍してほしいが、2026年大会までにどこまで成長できるだろうか。

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