流れを変えたスコルジャ監督の“3枚替え” 前線の総入れ替えが逆転への一手に

スコルジャ監督の采配が勝敗を分けた photo/Getty Images

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浦和が2-1と勝利した

浦和レッズはJ1第11節延期分でサンフレッチェ広島と対戦。後半に1点をリードされたものの、終盤の2得点で大逆転勝利を果たした。試合の流れを変えたのは、マチェイ・スコルジャ監督が決断した3枚替えだろう。

ホセ・カンテを最前線に右からダヴィド・モーベルグ、安居海渡、関根貴大の2列目で先発した浦和。しかし前半から広島の勢いに押されると、50分に森島司にゴールネットを揺らされて先制を許す。難しい展開となったものの、指揮官は次の手を用意していた。

67分にモーベルグ、カンテ、岩尾憲を下げて大久保智明、興梠慎三、ブライアン・リンセンを投入。トップ下の安居海渡をボランチに下げ、1トップに興梠、2列目は大久保、関根、リンセンと前線の布陣を大きく入れ替えた。

すると興梠の巧みな動き出しやドリブルで運べる大久保、関根らが広島守備陣をかく乱。左サイドハーフのリンセンも積極的に前線に顔を出して広島を押し込んだ。終盤において広島守備陣も押し返すパワーが減少していた中で、勢いを増した浦和の攻撃陣を抑えることはできず。指揮官の一手が奏功し、2ゴールを奪った浦和が終盤に見事な逆転劇を演じた。

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