またシャルケは降格してしまったが…… 再びの昇格へカギ握る《2部通算172ゴール》のスペシャリスト

2部でゴールを量産してきたテロッデ photo/Getty Images

シャルケは1シーズンで1部へ戻れるか

昨季何とかブンデスリーガ1部昇格を決めたシャルケだったが、1部のレベルは高かった。今季は中盤に持ち直した時期もあったものの、最終的には17位でフィニッシュ。1シーズンで2部へ降格することになってしまった。

チームは再び1から立て直していくことになるが、ここはもう一度2部のスペシャリストの力を借りたいところだろう。

2日、シャルケは去就が不透明だったベテランFWシモン・テロッデ(35)との契約を1年延長している。

テロッデは今季1部で5ゴールに留まり、個人としても悔しいシーズンだっただろう。

ただ、テロッデはブンデスリーガ2部では圧倒的な成績を誇る。昨季も2部ではシャルケのエースとして得点ランク1位となる30ゴールを記録し、チームの1部昇格に大きく貢献した。35歳とはいえ、2部の環境を知り尽くすテロッデとの契約延長はポジティブなニュースだろう。

テロッデの2部通算成績は283戦172ゴール。1部では90戦15ゴールと数字が大きく落ちるのだが、2部ではスペシャリストだ。もちろんテロッデだけに頼るわけにはいかず、シャルケは1部で生き残るための戦略を練らなければならない。しかし、まずは1シーズンでの1部復帰が最優先だ。テロッデはキーマンとなるはずだが、来季も2部で無双できるか。

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