レアル、アザールとの契約を今季で解消 かつては「世界最高」と呼ばれるも苦しんだ4年間

今季限りでレアルを退団することとなったアザール photo/Getty Images

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新天地はどこになるのか

レアル・マドリードは3日、元ベルギー代表MFエデン・アザールとの契約を、2023年6月30日をもって解消することで合意に達したと発表した。なお、両者の契約は当初、2024年6月30日までだった。

現在32歳のアザールは、2012年から7シーズンにわたってプレイしたチェルシーで「世界最高のウイング」と呼ばれるまでに成長。そして、2019年夏に満を持して戦いの場をイングランドからスペインへ移し、レアル・マドリードへ移籍した。ボーナスを含めた移籍金は1億ユーロ(約150億円)超えとも言われ、大きな話題となった。

しかし、アザールのスペインでの旅は、自身が思い描いていたものとはかけ離れたものとなってしまったに違いない。レアル加入後は、たび重なる怪我に悩まされた影響もあってか、本来のパフォーマンスを発揮できない日々が続く。この4年間では、公式戦で76試合しか出場することができず(7ゴール12アシスト)、今季も公式戦10試合(1ゴール2アシスト)、時間にしてわずか392分のプレイにとどまっていた。
今年5月には、「残りの契約期間を全うするか?」の質問に対して「もちろん」と述べ、今夏の残留をほのめかしていたアザール。ファンの期待に応えられないまま、志半ばにチームを去ることとなってしまった。はたして、アザールはレアルで苦しんだ4年間の汚名を返上すべく、欧州で新天地を探すのか。はたまた、欧州で輝きを放った選手たちがキャリアの晩年に選択するアメリカや中東行きを模索するのか。今夏の動向にも注目が集まる。

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