冨安はアーセナルで“1番手DF”になれるのか 気になる右SBの争いと便利屋的起用法

冨安はアーセナルで様々な役割をこなしてきた photo/Getty Images

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両サイドバックで2番手の立ち位置は変わらないか

アーセナルでプレイするDF冨安健洋は、来季どのような役割をこなすのだろうか。

今季は主に右サイドバックを担当してきたが、同じポジションではベン・ホワイトがいる。ややホワイトに押されてしまったところがあり、怪我も含め冨安にとっては悔しいシーズンだったかもしれない。

来季の起用法も気になるところだが、英『Football London』が注目したのはバジャドリード所属のDFイバン・フレスネダ(18)だ。右サイドバックをこなす18歳の逸材をアーセナルは注視しているようで、新たに右SBを補強する場合は冨安の起用法にも変化があるだろう。
右SBはホワイトが1番手で変わらないが、今季はセンターバックの層が薄かった。新たな右SBを加えることで、緊急時にはホワイトをセンターバックへ回すプランもやりやすくなる。

今のところ冨安はサイドバックの2番手の立場にあり、同メディアは来季も変わらないとの見方だ。また新たに右SBを加えるならば、冨安を左SBとしてカウントするのはどうかとも提案している。

左にはオレクサンドル・ジンチェンコがおり、ジンチェンコは組み立ての面でも大きな役割を果たす。いわゆるジンチェンコ・ロールが続くならば、来季もジンチェンコは左の1番手となるだろう。やや守備には不安があるため、冨安はジンチェンコに代わる守備固め要員からシーズンを始めることになるか。

冨安としては最終ラインのどこかで1番手になりたいところだが、さすがにライバルは多い。新たな右SBも加わるならば、その争いはさらに激しくなる。まずは怪我を完治させるのが先だが、来季もライバルとの競争は厳しいものとなりそうだ。

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