板倉滉はこの1年で世界レベルのCBに化けた 初のブンデス1部での大活躍からW杯では日本の軸に

ボルシアMGでも大活躍だった板倉 photo/Getty Images

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日本代表でも板倉のブレイクは大きかった

シャルケのブンデスリーガ1部昇格に貢献し、昨年11月のワールドカップ・カタール大会では日本代表の主力として最終ラインに入り、そして移籍したボルシアMGでは早々にスタメンを確保。日本代表DF板倉滉にとって、この1年は非常に充実したものとなったのではないか。

板倉はオランダのフローニンヘンで経験を積み、2021年夏からプレイしたシャルケではブンデスリーガ1部昇格に貢献。ここまでのキャリアも順調ではあったが、5大リーグの1部でプレイした経験はなかった。今季からボルシアMGへ移籍したが、当初は初の1部に苦戦するのではなんて不安もあった。

しかし、板倉の実力はブンデスリーガ1部でも早々に通用した。今季はリーグ戦24試合に出場しており、ボルシアMG公式は今季のチームMVP候補の4人に板倉を選出している。FWマルクス・テュラム、ヨナス・ホフマン、MFラース・シュティンドルらとともにMVP候補となっており、DFからは唯一の選出だ。今のボルシアMG守備陣で最も信頼できる選手と言えよう。
ワールドカップ・カタール大会でも日本のベスト16入りに貢献しており、板倉がセンターバックとして計算できる存在に成長したことが大きかった。アーセナルに所属する冨安健洋とともに、次回の2026年大会でもセンターバックの主力になると予想される。

この1年で急激に成長した板倉はまだ26歳だ。今後も5大リーグで戦っていける選手で、最近はセリエA王者ナポリからの関心まで噂された。どこまで成長するのか楽しみで、世界のトップで戦えるセンターバックとして確固たる地位を築きつつある。

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