クレスポ、D・ミリート、イカルディら点取り屋の系譜 ラウタロはクラブレジェンドのアルゼンチン人ストライカーに並べるか

CL決勝で鍵を握るラウタロ・マルティネス photo/Getty Images

シティのトレブルを阻止できるか

今週末に行われるCLファイナルのインテル対マンチェスター・シティ。注目を集めるところはやはりシティのトレブルだ。

しかし、そのシティのトレブルに待ったをかけるのがインテルだ。英『Daily Mail』がインテルの中で特に注目しているのがアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの存在だ。インテルの10番を背負うマルティネスは今シーズンセリエAで38試合に出場し、21ゴール7アシスト、CLでは12試合で3ゴール3アシストを記録しており、インテルの攻撃陣を牽引している。

シティにとって最大の危険人物となるマルティネスについて、過去にインテルで結果を残した3人のアルゼンチン人FWを話の引き合いに出している。

1人目はエルナン・クレスポ。2005-06シーズンからセリエA3連覇を果たした攻撃陣をリードしたレジェンドだ。2人目がディエゴ・ミリートである。同選手はモウリーニョ政権時に3冠を達成し、CL決勝のバイエルン戦ではチームを勝利に導く2得点を決めている。そして3人目に挙げられたマウロ・イカルディはユヴェントス一強時代だったため、チームタイトルはないが、2014-15シーズンと17-18シーズンにセリエA得点王を2回獲得している。2009-10シーズン以来、13年ぶりのヨーロッパチャンピオンを目指すインテルにマルティネスが優勝をもたらすことができれば、このレジェンドたちに並ぶことが可能だろう。

マルティネスは同じツートップの一角を担うジェコやルカクと抜群のコンビネーションを発揮することができる。シティが優勢に思われがちな今回のCL決勝だが、インテルの勝利にはアルゼンチン代表FWの活躍が必須となる。

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