MSNバルサはペップ・バルサを超えて史上最強? “3冠”達成チームのNo.1はどこだ

圧倒的な力で3冠を達成した2014-15シーズンのバルセロナ photo/Getty Images

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今季のマンCをも上回る?

10日にインテルとのチャンピオンズリーグ決勝に臨むマンチェスター・シティは、優勝すれば3冠を達成することになる。

過去に3冠を達成してきた伝説のチームと肩を並べることになるわけだが、それを前に『ESPN』は『最強のトレブル・チームはどれか』と特集を組んでいる。

その中で気になるのは、ジョゼップ・グアルディオラが作り上げた2008-09シーズンのバルセロナと、MSNの破壊力で3冠を果たした2014-15シーズンのバルセロナだろう。
ペップ時代のバルセロナはポゼッションフットボールで世界に衝撃を与えることになり、当時はCL決勝でマンチェスター・ユナイテッドを粉砕。2-0のスコア以上に差を感じる内容で、バルセロナ黄金期の始まりだった。

一方でルイス・エンリケが率いた2014-15シーズンのバルセロナは、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールのMSNがすべての敵を呑み込んだ。ポゼッションに加えて高速カウンターも武器となり、リーグでは110ゴールを稼いだ。シーズン全体でメッシが58ゴール、ネイマールが39ゴール、スアレスが25ゴールと、3人だけでシーズン122ゴールを奪う破壊力は異常だ。

ペップ・バルサとエンリケ・バルサが戦ったらどちらが強いのか。メッシやシャビなど両方のチームでプレイしていた選手もいるため単純な比較は難しいが、想像してみたサッカーファンも少なくないだろう。

今回同メディアはエンリケ・バルサをプッシュしており、最強のトレブル・チームの1位にエンリケ・バルサを選んでいる。ペップ・バルサは3位だ。

2位に入ったのは、2019-20シーズンのハンジ・フリック率いるバイエルンだ。バイエルンに関してはユップ・ハインケスが指揮していた2012-13シーズンにも3冠を達成しており、アリエン・ロッベンやフランク・リベリを軸としていた2012-13シーズンのチームも強烈ではあった。

ただ、同メディアはフリックのチームを選んでいる。大きな違いとしては、FWロベルト・レヴァンドフスキの存在だろうか。フリック・バイエルンにてレヴァンドフスキは2019-20シーズンに55ゴールを奪っており、チームもリーグ戦だけで100ゴールを稼いだ。攻守のバランスではハインケスのチームも負けていないはずだが、破壊力ではレヴァンドフスキがいたフリック政権の方が上か。

2019-20シーズンは新型コロナウイルスの影響でCLのルールも変則的なものとなり、ベスト8以降は一発勝負となっていた。イレギュラーなシーズンではあったが、バイエルンはベスト8でバルセロナを8-2のスコアで粉砕している。ベスト16でも2戦合計7-1でチェルシーを撃破しており、その攻撃力は脅威だ。

このあたりは議論が分かれるところだが、今季のシティはこのTOP3と互角に戦えるだろうか。3冠を達成したとなれば、再び議論されることになりそうだ。

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