セントラルMFの位置から大会最多の“7ゴール” U-20W杯MVPに輝いたカサデイは本物の才能か

U-20W杯でイタリアの準優勝に貢献したカサデイ photo/Getty Images

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U-20W杯の舞台で評判通りの活躍を見せた

チェルシーにとっては嬉しすぎる結果か。アルゼンチンで開催されたU-20ワールドカップにて、イタリア期待の若手MFチェーザレ・カサデイ(20)が躍動した。

カサデイはインテルのアカデミーでプレイしてきた選手で、2022年にU-19のカテゴリーからチェルシーへと移籍。まだトップチームでプレイしていなかったカサデイ獲得へチェルシーは1500万ユーロの移籍金を投じており、期待は大きい。

U-20イタリア代表でも絶対的な主力で、中盤ダイヤモンドの一角を担う実力者だ。
今回のU-20ワールドカップでは攻守両面におけるバランス能力に加え、大会トップとなる7ゴールを記録。FWの選手ではないが、得点に絡む不思議なセンスを備えている。185cmのサイズを活かした空中戦も大きな武器で、セットプレイでも得点源だ。チームは惜しくも決勝でウルグアイに0-1で敗れたが、イタリアの若き世代にとっては充実した大会となったのではないか。

過去のU-20ワールドカップを振り返ると、過去5大会でカサデイ以上の得点を奪ったのは前回大会のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドのみ(9ゴール)。MFとは思えぬ得点力で、20歳のセントラルMFとしては完成度が高い。

今冬にはイングランドのレディングへとレンタル移籍して経験を積んでおり、今回のU-20ワールドカップでのアピールも十分だ。将来のA代表候補で、この世代を代表するスターへと育っていくかもしれない。

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